紫外線によるダメージ:失敗しない紫外線防止法

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紫外線は健康に大きなダメージを与えます

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紫外線は「時限爆弾」

日焼けは、皮膚が紫外線で刺激を受けたために生じる「やけど」です。 お日さまを浴びることは健康にとっても大切ですが、昔の常識のままに過剰な紫外線を浴びつづけると、シミ、シワといった皮膚の老化が早められるだけでなく、皮膚ガンや白内障を引き起こす原因にもなってしまいます。

肌は浴びた紫外線の量を記憶するといわれており、子どものうちから浴び続けた紫外線の影響は、確実に肌の深層部に蓄積され、何十年も経ってからあらわれてきます。
これが、紫外線が「時限爆弾」といわれる理由です。



細胞のDNAを傷つけるUV-B

紫外線のなかでも特にUV-Bは、生物への影響がとても強く、DNAをも 傷つけることがあります。DNAが傷つくと、皮膚ガンなどの重大な病気の原因となる可能性が高いため、紫外線の対策は非常に重要となってきています。



紫外線は免疫機能を低下させる

海水浴やプールなどで日焼けしたあと、どっと疲れるのは、紫外線によってからだの免疫機能が低下し、抵抗力が弱まるためです。これは、肌の表皮にある免疫機能に欠かせない細胞が、紫外線の影響を受けやすい性質をもっているからです。

免疫とは、身体に害をもたらす細菌・ウイルス・アレルギー物質といった、自分以外の異物から身を守るための自己防衛機能です。健康なときは免疫機能が正常に働き抵抗力がありますが、免疫機能が低下すると、細菌やウイルスに感染しやすくなったり、体調をくずしやすくなるのです。

からだに必要な免疫機能を低下させないためにも、紫外線の浴びすぎには、やはり注意が必要です。


紫外線は目にも悪影響をおよぼします

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強い紫外線はお肌だけでなく、目の角膜や結膜(白目を覆う粘膜)などにも大きなダメージを与え、炎症の原因となることがわかっています。

長い時間、屋外にいて強い日差しを浴びたとき、目が赤くなったり、痛くなったりしたことはありませんか?

目の水晶体はものを見るためのレンズであり、紫外線吸収フィルターの役割ももっています。角膜を通過した紫外線のほとんどが水晶体で吸収されますが、残りの1〜2%は水晶体を通過し、網膜まで達してしまいます。

紫外線による眼への悪影響はおもに、急性の紫外線角膜炎、慢性の翼状片、白内障などがあげられます。いまや世界中で1600万人が白内障のすえ失明し、このうち20%の原因が紫外線であると推定されています(WHO)。

お肌と同様、目にもしっかりとした紫外線対策が必要です。


紫外線によるおもな眼の疾患

●紫外線角膜炎
雪面など、紫外線の反射がとくに強い場所でおこる「雪目(ゆきめ)」のように、強い紫外線にさらされたときに見られる角膜炎症です。白目の充血、涙、異物感をともない、ひどい場合は強い痛みを生じます。昼間に紫外線にさらされると、夜から深夜あるいは翌朝にかけて発症します。1〜2日程度で自然に治ることが多いようです。


●翼状片
白目が、翼状に黒目に侵入してしまう症状で、瞳孔近くまですすむと視力障害をきたします。屋外ですごす時間が長い人に多くみられ、ふつう30歳代以降に発症し、ゆっくりと進行します。


●白内障

白内障は、レンズの役割を担っている水晶体が濁ってしまうことによって、光が網膜まで届かなくなり視力が低下する疾患です。これが進行していくと、最悪の場合は失明(目が見えなくなる)に至ります。
 
白内障は80タイプ以上あるといわれていますが、日本人で最も多く見られる皮質白内障は、紫外線との関係が知られています。濁ってしまった水晶体を眼内レンズと置換する手術がおもな治療法です。最近増加している老人性白内障は、長年にわたって吸収したUV-BとUV-Aが主な原因といわれています。


大切な目をまもる紫外線対策

日傘・帽子で紫外線をカット
日傘は白っぽいものより、黒っぽいもののほうがより紫外線カット効果があります。また帽子をかぶることで、目に入る紫外線の約30%をカットすることができます。


サングラスで目をまもる

横から入る紫外線を防ぐため、顔との隙間が少ないものを選びます。グラスは濃い色のものが一見よさそうに思えますが、瞳孔がひらいてしまいかえって紫外線が入りやすくなるため、薄い色のグラスを使いましょう。最近ではUVカット機能のあるコンタクトレンズも販売されています。


日陰に入る
日陰は、日なたにいるときに比べて、浴びる紫外線の量が約半分になります。


早めにケアする

強い日差しを浴びてしまったら、目薬などで早めにケアしましょう。


目に良い食べ物をとる
青魚(DHA)、果物や野菜(カロテン)、緑黄色野菜(ルテイン)など、目の健康に役立つ食べ物を多くとりましょう。


紫外線がお肌に与えるダメージ

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skin.jpg日焼け

皮膚は大きくわけて表皮、真皮、皮下組織から出来ています。表皮は最も外側にあり、90%以上が角化細胞でできています。メラニン色素を作る色素細胞と、免疫機能を司る細胞も表皮内にあります。真皮の膠原組織(コラーゲン)弾力組織(エラスチン)は、皮膚の張りと弾力を保っています。

紫外線に刺激された色素細胞は、メラニン色素を活発につくりだします。メラニンは、角化細胞の核を覆って紫外線、可視光線、赤外線を広く吸収し、核のなかの遺伝子が傷つかないように細胞を守ります。このため肌が黒く見え、日焼けがおこります。



シミ・しわ


日焼けでつくられたメラニンは、やがて古い角質となって皮膚からはがれおちていきます。しかし代謝機能が低下していると、はがれおちずに皮膚にとどまり、色素沈着をおこします。これがシミの原因です。
また紫外線は角質層の水分をうばい、カサつきや肌荒れを引き起こしてシワの原因にもなります。



皮膚がん


長年日光を浴び続た人の皮膚には、シミやしわだけでなく、時には良性、悪性の腫瘍が現れてきます。
紫外線に関連してできる皮膚の腫瘍には、良性のもの(脂漏性角化症)と悪性のもの(皮膚がん)があります。皮膚がんには、初期のがんである日光角化症と、有棘細胞がんがあります。



DNAを傷つける


紫外線は細菌やウイルスを殺しますが(殺菌作用)人のDNAも同じように紫外線によって傷つけられ、皮膚がサンバーン(やけどのように赤くなる)を起こします。繰り返し日焼けをして遺伝子DNAが傷つけられると、間違った遺伝情報が伝達されるようになり、皮膚がん発症の誘因となるといわれています。



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